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3月半ば、九州へ帰る途中、名古屋にも立ち寄ったのでしたぁ。
どうせ旅行するのなら、ついでにあっちへも、こっちへも・・・。
これがオバサンのオバサンたると・こ・ろ・・・(笑)。
出かける直前、友人から
「愛知県美術館に73点もの川瀬巴水の版画を
寄贈した方がいて、それを記念しての公開」という情報が・・・。
というわけで名古屋で途中下車です。
川瀬巴水(かわせはすい)は、大正から昭和にかけて活躍した
版画家ですが、
浮世絵でもなく、日本画や油絵でもない
「新版画」を生み出した人。
日本全国を旅し、各地の風景を版画に残してきたことから
昭和の広重とも呼ばれますが、
旅情をたたえた絵は、どれもそれはそれは素晴らしいです。
特に、そぼ降る雨、吹きなぐる雪、水面に映った家々の明かりを描きこんだ作品は、
「これが版画?」と思ってしまうほど繊細で、情感にあふれていて
観ていて飽きません。
↓は
「増上寺の雪」
この巴水の
没後50年を記念して、
江戸東京博物館で
「川瀬巴水展ーー東京風景版画」展(4月6日まで)を
開いていますよ~。