カテゴリ
全体 ポッチ~のいた日々 2019年 冬 2018年 秋 2018年 夏 2018年 桜 2018年 春 2017年 秋 2017年 夏 2017年 桜 2017年 春 2017年 冬 2016年 秋 2016年 夏 2016年 桜 2016年 春 2016年 冬 2015 京都の紅葉 2015年 秋 2015年 夏 2015年 桜 2015年 春 2015年 冬 2014 京都の紅葉 2014年 秋 2014 年 夏 2014年 桜 2014年 春 2014年 冬 2013年 秋 2013年 夏 2013年 桜 2013年 春 2013年 冬 2012年 京都の紅葉 2012年 秋 2012年 夏 2012年 桜 2012年 春 2012年 冬 2011年 京都の紅葉 2011年 秋 2011年 夏 2011年 桜 2011年 冬 2011年 春 2010 京都の紅葉 2010年 秋 2010年 夏 2010 桜 2010年 春 2010年 冬 2009 京都の紅葉 2009 秋 2009年 夏 2009年 春 2009 桜 2009年 冬 2008 京都の紅葉 2008年 秋 2008年 夏 2008 京都の春 2008 桜 2008年 冬 2008年 春 2007年 秋 2007年 夏 2007年 桜 2007年 春 2007年 冬 2006京都の秋 2006年 秋 2006年 夏 2006年 桜 2006年 春 2006年 冬 2005年 秋 ハワイ旅行 スペイン旅行 九寨溝・黄龍・四姑娘山 京都・黒部・立山歩き 2017 富良野・美瑛 花旅 利尻・礼文・美瑛・富良野の旅 石垣島・竹富島・西表島旅行 屋久島縄文杉の旅 松江・足立美術館の旅 大原・大塚・直島アート巡り 遷都1300年 奈良 熊本・大分旅行 大宰府・柳川の旅 飛騨高山・白川郷 鎌 倉 歩 き 東京、木曽路旅行 箱根・河口湖旅行 八甲田山の紅葉 迷ケ平、奥入瀬,蔦温泉の紅葉 もみじ山と浄仙寺の紅葉 八戸公園 津軽鉄道と芦野公園 青森西海岸を行く 青森・岩手の温泉 洋ラン 映画 & 舞台 種差海岸の花 八幡平 昭和ノスタルジー 田舎館村 田んぼアート 写真展「春滔々~さくら綴り~」 写真展「秋を謳う~紅葉綴り~」 松田姉妹短歌 短歌集 『どんぐりの音』 ホームレス歌人公田耕一 川柳 帆 風 美 術 館 大道芸 雪竹太郎 階上岳の花 トリノオリンピック FIFAワールドカップ NHKドラマ「龍馬伝} カーリング チーム青森 未分類 イチロー 2005年 春 2005年 夏 以前の記事
2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 more... フォロー中のブログ
小肥りじいさんが見た風景 + F*s One S... 四季の歌 食いしん坊の日記 kihachi* a s... 風景屋 PHOTO ALBUM 山野草とハイキング 四季の香り 日々 一期一会 ・・やさしい花々・・ きららとんぼの俳句入門 F.lineのおいしいも... 朝日奈の翁 外部リンク
最新のコメント
検索
最新の記事
ブログジャンル
画像一覧
|
1
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 今年もあと5日。 年の瀬の慌しさの中にいるというのに、 テレビニュースは各地の記録的な大雪を伝えているというのに、 まだ紅葉の写真を続けております、スイマセン。 最後に登場するのは、大原街道沿いにある蓮花寺です。 小さなお寺なのですが、境内も庭も一面の紅葉。 蓮花寺山門 ![]() 正面に見えるのは庫裏 ![]() 庫裏から入り、書院へと足を進めるや パッと目に飛び込んでくるのが一枚の美しい額縁絵 ![]() 黒い欄間と柱が池の向こうの楓の紅葉を際立たせていて、 じっとこのまま眺めていたくなる美景です。 ![]() 私の隣では若いオニイサンが畳みに腹ばいになって熱心撮影中。 マネをしようかと思いましたが、若いオニイサンがやるから様になるのであって オバサンが腹ばいになったら「どこか具合でも?」と訊かれそう。 で、自主規制いたしました。 ![]() 創建当時のままの池泉鑑賞式庭園。 ただ、お庭自体が狭いのでぐるりと廻ることはできません。 ![]() お庭伝いに本堂へ廻ると、その裏側に古びた白い塀と林。 時代劇そのまんま・・・ ![]() すだれ? よしず? ![]() この見事な紅葉も今日は雪の傘をかぶったことでしょう。 ![]() 京都駅から祇園に行くバスに乗ったときのことです。 さすが観光都市京都、英語の車内放送が流れてきました。 「次のバス停は〇〇。 何とか寺院に行く人は次で降りてください」 (とかなんとかいったことを全部英語で) とても流暢なのでテープで流しているのだろうと思っていたら、 バスがカーブに差し掛かると説明が止まり、 ハンドルを切り終るとまた英語が始まる・・・ えっ? 運転手さんが喋ってる? そうなんです、運転手さんが流暢な英語で説明しているのでした。 と、英語が終わったと思ったら次は中国語で「〇×△?※・・・シャーライ」 でもこれだけではなかった、なんと韓国語でも「〇▼=×・・・・ジュセヨ 」。 数秒で終わる説明ではなく、1分かそれ以上を英語、中国語、韓国語で次々と。 日本語も含めて4ヶ国語をスラスラペラペラこなす運転手さんなのでした。 はあ、もう、びっくり!! 沢山ある京都市営バスの中でも「急行」バスは、 超有名観光寺社に近いバス停だけに止まるバスですが、 4ヶ国語の運転手さんはそのバスに乗っておりました。 ▲
by pocchi-8
| 2011-12-26 22:10
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(6)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ <未曾有>の出来事が続いた2011年にもクリスマスはやってくる。 深々と雪が降り続くクリスマスイブです。 穏やかに、平和に、なにごともなく・・・。 今年のクリスマス画像は京都駅のクリスマスツリーを。 京都駅正面の右手の長いエスカレーターに乗って室町小路広場へ着くと、 そこに大きなクリスマスツリー! 右端の赤いモニュメントは「朱甲舞」といい、 清水九兵衛作平安建都1200年記念した作品です。 この方、清水焼の大家であると同時に現代彫刻家でもあるそうで。 ![]() その室町小路広場から長さ70m、段数171段の大階段が上へと伸びています。 その大きさといったら! この大階段を利用した「大階段駆け上がり大会」が 毎年2月の第3土曜日に開かれているそうですが、 お約束事が1つ。 <4人1組で参加。45歳以上と女性を必ず1人含むこと> 45歳は軽くクリア、一応まだ女性・・・のワタシだってこれなら やれるだろう、やれるはず、やってみたい! ![]() 外では京都タワーが駅ビルのガラスに映っておりました。 ![]() 京都ついでに・・・ 祇園白川を歩いていたら、遠くにチラリと舞妓さん! 本物? それとも体験舞妓? (最近、よく見かけるんです、舞妓に変身した観光客) とてもキレイな舞妓さんだったので、恐らく本物かと(笑)。 見とれていたら黒塗りのハイヤーが迎えにきて、乗って行ってしまいました・・・。 ![]() ![]() 祇園なら白川・巽橋と言われるくらい一等地のお店の前に 「管理物件」と大きく書かれた紙が貼られておりました。 賑わう宵闇の中、その部分だけがひときわ白々と・・・。 どんないきさつがあったのやら。 ![]() 南座では「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」。 まねき板には坂田藤十郎、尾上菊五郎、片岡仁左衛門、坂東三津五郎の名前が。 明後日26日(月)までの公演です。 ![]() ひとしきり降り続いた雪が止んだと思ったら、 庭も道路もこんもりと一面の雪。 明日はホワイトクリスマスです。 ▲
by pocchi-8
| 2011-12-24 15:34
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(4)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ クリスマス寒波とかで、外では雪混じりの冷たい風がピューピューと吹き荒れてます。 そして明日はクリスマスイブ。 こんな時、紅葉の写真でもないのですが、 撮ってきた写真がまだまだ残っていて(あと2回分くらい)、 何とか今年中に決着をつけたい(!)ので、このまま<京都紅葉巡り>を続けます。 1ヶ月前に戻った気分でご覧くださいね。 ↓天授庵 南禅寺の塔頭。 南禅寺に行くと山門と水路閣、方丈庭園をササっと観て、 それから永観堂から哲学の道方面に行ってしまうことが多いのですが、 山門横の天授庵にもぜひどうぞ。 ここの小堀遠州作のお庭がまたスバラシイのです。 東 庭 なんともモダンな幾何学模様の枯山水庭園。 直線の多用は小堀遠州作の特徴だとか。 ![]() 創建は暦応2年(1339年)ですが、戦国時代に衰退。 慶長7年 (1602年)、細川幽斉によって再建とパンフに。 ![]() ![]() 東庭を反対方向から ![]() 方丈の中には長谷川等伯の障壁画 (重要文化財)あり(見学不可)。 計算された額縁絵です。 ![]() 紅葉色の纏い具合を競い合っているような・・・。 ![]() 書院の前をぐるりと回ると・・・ ![]() 池泉回遊式庭園の南庭へ。 天授庵には東庭と南庭の2つの庭があるのです。 ![]() 閉門ぎりぎりに入ったせいで観光客は私一人。 穴場、穴時間?(笑) ![]() 次回は蓮花寺の紅葉を。 ▲
by pocchi-8
| 2011-12-23 21:23
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(2)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 次の目的地は十輪寺です。 ただし、勝持寺から行くには1時間に1本のバスを待って、 その上、途中でバスを乗り換えて行くか、 もしくは地図を片手に歩いていくしかありません。 バス停で時刻表を見ると、次のバスは50分後。 アチャ! 通りかかったオジサンに十輪寺まで歩いてどれくらいかと聞いたら 「40分くらいやけど、かなり歩かなあかんわ」 なんと不便なところ・・・ かといってバス停でじっと待つのもねぇ。 明らかに歩くのを拒否したい表情のツレアイをなんとかなだめすかし、 覚悟を決めて十輪寺へレッツゴー! たかが40分だ。 歩き始めてしばらくすると、 たかが40分がやがてされど40分に変わり始め、 二人とも口もきかず田舎道をトボトボ・・・。 と、空のタクシーが私たちを追い越していきました。 捉まえねば! 「待ってぇ!」 手を振り、声をあげ、ついでに念力をかけたら タクシーがUターンして来ました。 やったぜ! というわけで十輪寺まで運んでもらいましたが、 「電話もらえれば、空いてる限り迎えに行きますよ」と運転手さん。 その頼りになるタクシーは八光無線タクシー(℡ 075-391-4343) 大原野歩きで、いざという時のタクシーです。 ↓十輪寺 通称「なりひら寺」とも。 なりひらは在原業平 世の中に たえて櫻の なかりせば 春の心は のどけからまし の和歌で知られる六歌仙の一人で、 『伊勢物語」の主人公、または作者といわれ、美男子の代表でもあるお方です。 その業平が晩年暮らしたのがこの十輪寺。 ![]() 受付でもらったパンフには 「嘉祥3年(850年)、文徳天皇の后染殿皇后の世継ぎ誕生を祈願し、 めでたく皇子誕生、後の清和天皇になられたことから文徳天皇勅願所となる」。 創建当時の伽藍は応仁の乱で喪失。 現在の本堂は1750年に再建されたもの。 ![]() ここも見事な紅葉でした。 ![]() 不迷梵鐘(まよわずのかね) 寛文6年(1666年)作 ![]() ![]() 業平墓(!) 意外にも小さくて「あれ?」。 恋愛・結婚成就にご利益があるそうです。 ![]() 業平が塩焼きの風流を楽しんだという塩竈の跡 塩焼きとは・・・遠く難波(大阪)から運んできた海水から塩を作り、 その塩を焼いてたなびく煙を楽しむ遊び ![]() 十輪寺に行くには、阪急東向日駅から阪急バスが 1時間に1本出ていますが、 勝持寺とは路線が別で、なんとも不便なところです。 それだけに人があまり来ないので、ひっそり感は格別・・・。 ![]() 境内には「なりひらもみじ」がありますが、 12月1日のこの日、この木だけは盛りを過ぎて茶色に変色、撮るに撮れずでした。 ![]() ![]() ![]() 京都紅葉巡り、まだまだ続きます。 見てね。 ▲
by pocchi-8
| 2011-12-19 22:54
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(8)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 花の寺「勝持寺」を知ったのは白洲正子が書いた『かくれ里』の中だったか、 『西行』だったか、忘れてしまったけれど、 <保延6年(1140年)、鳥羽上皇に仕えていた北面の武士佐藤義清が この寺で出家して「西行」と名を変えて庵を結び、 一株の桜を植えました。境内にはその「西行桜」が今も残り・・・> こんな一節が記憶に残り、いつからか、一度は訪れてみたい寺の筆頭に。 仁王門 大原野神社を先に参拝し、近道を通って勝持寺へ行くと、 この門は通りませんのでご注意を。 ![]() 仁王門から勝持寺までの参道は長く続く坂道になっていて、 南門が見えてきた時は「ハア、ハア・・・」息切れ激しの状態。 ![]() 振り返ってみてもやっぱり坂道(笑) ![]() 境内に一歩足を踏み入れると、 まあ、なんと見事な紅葉のお庭でしょ! ![]() 前方180度、自生したもみじの紅葉で埋め尽くされていました。 ![]() 本堂の前の石段には散紅葉 ![]() ガラス戸に映った紅葉のお陰で、不動堂の不動明王(右側に少し写っておられる)も すっぽりともみじ色に埋まって。 ![]() 西行桜 <ねがはくは花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月の頃> <ほとけには桜の花をたてまつれ 我が後の世を人とぶらはば> 桜をいとおしんだ西行の心情そのままの歌です。 その西行桜は三代目ということですが、 900年ほど前に植えられた桜がたった三代目であるはずもなく・・・。 境内には300本以上の桜の木があり、 桜の頃には全山桜色に染め上げられるといいます。 ![]() 魚籃観音 西遊記にも出てくる有名な魚の神様だとか。 手には魚の入った篭を持っておられるはず・・・ ![]() 花の寺の名に負けず、境内に沢山の山茶花(多分)。 ![]() 瑠璃光殿には薬師如来像(重文)などの宝物がいくつかあるのですが、 紅葉の美しさに目は外の方にばかり。 ![]() 仏様にお尻を向けてハイ、パチリ この罰当たりめ! ![]() ![]() 境内を歩いていて、1本の真っ赤なもみじを見つけました。 お座敷の窓ガラスに写りこんだ姿の美しいこと! ![]() ひょいと横に回ると、信じられないような光景に出くわしました。 ![]() ガラス戸に映ったもみじが天井と室内の暗い部分に映り込んでいたのです。 ![]() ![]() 次回は十輪寺を。 ▲
by pocchi-8
| 2011-12-17 23:50
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(6)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京都の町を少し南下した長岡京や向日町周辺の紅葉は 交通の不便さもあって、見事な紅葉の割には観光客が少ないとの情報。 出掛けることにしました。 電車に乗り、バスに乗り継ぎ、そして歩いて 向日町の大原野神社、勝持寺、十輪寺へ。 ガイドブックに「周辺は食べ物屋さんが極端に少ないので、 おにぎりなり、お弁当を持っていった方がいい」とあり、 京都駅でもしもの場合のおにぎりを求め、 JR京都線で向日町へ。 普通電車が頻繁に出ており、 9分ほどで着く向日町へはラクラク行けるのですが、 問題はそれからです。 大原野神社に一番近い「南春日町」行き阪急バスが 1時間に1本という少なさ。 これを逃すとあとは1時間待つか、もしくはタクシーで行くかしかなく、 前もってバス時刻をチェックして計画を立てる、これが大原野巡りのコツです。 バスに乗ること20分、南春日町バス停からは歩いて大原野神社へ。 ↓紅葉の小塩山と東北人には珍しく見えて仕方ない黒い屋根瓦の民家。 ![]() 10分足らずで大原野神社に到着です。 ![]() 時、まさに紅葉、真っ盛り! ![]() 境内に一歩足を入れると、 ![]() 赤、黄、橙、ピンクの千代紙を上から振りまいたような光景が 目に飛び込んできました。 ![]() 朝の日課でしょうか、落ち葉の掃除です。 こんな陰の努力があるから境内の美しさが一層引き立つのですねぇ。 ![]() 延暦3年(784年)、長岡京に遷都した折、 奈良春日大社への参詣が不便ということから ここに春日明神を分祀したのが始まりだとか。 というわけで、この鯉沢の池は奈良猿沢池をまねたもの。 ![]() というわけで、ここは狛犬ならぬ狛鹿です (こんなの初めて) ![]() お寺さんは拝観料(400円か500円。中には1000円というところも)がいるのに、 神社はお賽銭だけでいい。 なんだか申し訳ないような・・・。 ![]() ![]() 観光バスが入ってこないので、当然のことながらオバチャンたちの騒々しさも皆無。 こういう時、自分もオバチャン達の一人であることなど「どこぞの話?」と すっかり忘れ去っておりますです、ハイ。 ![]() 境内に「花の寺 勝持寺への近道」と書いた小さな立て札が立っていて、 それにそって竹林の中を歩くと・・・ ![]() 3,4分で勝持寺への参道に出ました。 ![]() 次回は花の寺「勝持寺」です。 ▲
by pocchi-8
| 2011-12-15 22:33
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(4)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 見学前半の北池の周囲をぐるりと巡り、 南池に出ました。 茶亭醒花亭の前に広がるのは、 100メートルの長さにわたって11万1千個の平たい石を敷き詰めた州浜ですが、 この石をただの石と思うなかれ。 楕円形の石は幾星霜もの年月を重ねて水の流れにもまれ、丸く、平たくなったもので、 しかも形のいい粒よりばかり。 当時、京都所司代の小田原藩主大久保忠真が献上したものだそうですが、 領地内の湯河原の海岸で石一個につき米一升を与えて集めさせ、 真綿に包んで2000俵を京都まで運んだとかで、 小田原の一升石の別名もあります。 砂浜を表現した州浜、その曲線の美しいこと! ![]() ↓州浜の向こうに見えるのは、藤棚に覆われた八ッ橋 ![]() 橋が雁行した形になっていて、 「伊勢物語」で、在原業平がカキツバタを詠んだ八橋に由来した命名のよう。 英語では「zigzag bridge」(たしかにジグザグだ)というのだそうです。 ![]() 藤の花咲く、5月。 棚からこぼれ落ちるほどに咲く藤の花とその花が 水面に映りこむ様子はいかほどかと。 ![]() ![]() ![]() 中島へ渡る石橋 ![]() 南池に浮かぶ小さな島・葭島(よしじま)(左部分)の紅葉 ![]() ![]() ![]() もう1つの茶室・又新亭(ゆうしんてい) 明治17年(1884年)、近衛家から献上されたものだとか。 こちらは外観のみの見学です。 ![]() 柿本社(かきのもとのやしろ) 柿本人磨呂を祀った社ですが、 人麻呂が<火止まる>になるとかで、火の用心の神社。 オヤジギャグ!? シャレの楽しみはいつの時代も変わらぬようで。 ![]() 京都の中心部に大きな2つの池、広大な森・・・すべて人工的に造られたものですが、 時を経た今、あたかも自然そのままのような風情を漂わせています。 ![]() 北池から南池へぐるりと一周してまた北池に戻り、 1時間の見学はこれにて終了とあいなりました。 もう一度訪れて、ゆっくり廻ってみたい、その時はカメラは持たずに(笑)。 ![]() ![]() ▲
by pocchi-8
| 2011-12-09 21:37
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(4)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 京都御苑案内図 ![]() 京都市内の真ん中より少し北に19万坪の広大な敷地に広がっているのが京都御苑です。 江戸時代、ここには200もの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいたといいます。 明治になって都が東京に移り、これらの邸宅は取り除かれ、公園として整備され、戦後、御所と一体となった景観を保つ国民公園・京都御苑となりました。 ↑ 左上の紫の部分・・・京都御所・3万3千坪の広さ。 右下の灰色の部分・・・今回参観した大宮御所・仙洞御所・合わせて2万8千坪 右上の緑の部分・・・6年前、日本の伝統技能の粋を集めて造られた京都迎賓館。 国賓などの海外からの賓客をここでもてなします。 それでは仙洞御所の前回の続きを歩きましょう。 <今年の紅葉はいま一つ>とのことですが、 ここだけは違います。 北池は紅葉の赤、赤、赤で縁取られ、 大らかにして優美、のびやかにして繊細な一幅の絵模様です。 ![]() ↓阿古瀬淵 かつてこのあたりに紀貫之の邸宅があり、その石碑があるそうなのですが、 写真を撮っているとガイドさんの説明が聴き取れずでなんとも中途半端。 その上、もたもた撮っていると、 後から付いてくるお巡りさんから「早く前に進んで!」とせっつかれるわで、 気分は追い立てられる羊のようでありました。 ![]() ↓鷺の森 紅葉の名所をかなり訪れましたが、こんな光景は初めてです。 ![]() ![]() 来世、もしカモに生まれてきたら、仙洞御所をねぐらにしようっと。 ![]() 計算しつくされたお庭の美 ![]() 土 橋 ![]() 庭園の美しさに圧倒されてしまい、 事前学習をしないで来たワタシはこのあたりから何がなにやら・・・(笑) 見学する前に、位置関係を大雑把にでも頭に入れておけばよかった。 ![]() ![]() 藤棚が橋になっている八ッ橋遠望 ![]() ![]() 北池と南池を結ぶ紅葉橋 ![]() 中央左よりに雄滝(高さ180センチ、幅80センチ) その右側の石群は「草紙洗いの石」 <平安時代 六歌仙の一人大伴黒主が小野小町を妬み、 宮中歌合わせの折、小町の歌が万葉集に載っていると訴えたところ、 小町は、その万葉集をこの場所の水で洗い、 この歌が最近書き加えられたことを証明、身の潔白をはらした場所> というエピソードがあるそうで。 ![]() 奥の方に、2つ残っている茶室のうちの1つ醒花亭(せいかてい)が見えます。 ![]() 「ついこの前、ブータンの国王様と王妃様がこられて、 この石の上に立たはりました」とガイドさん。 思わず、踏み石に目が・・・ そして、あのお二人の顔が頭の中でフラッシュバック・・。 ![]() 庭の石灯篭は加藤清正献上のものとか。 ![]() 次回も仙洞御所です。 見てね。 ▲
by pocchi-8
| 2011-12-07 23:28
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(2)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「仙洞御所の紅葉が素晴らしい!」 誰かが話したこの一言が忘れられなくて、 <そうだ、京都 それも仙洞御所の秋 行こう!> とあいなりました。 仙洞御所見学には許可書が必要です。 ネットで応募できるのですが、この受付がめっちゃメンドー。 「希望する日の3ヶ月前の月の1日午前5時から受付」 つまり11月末の紅葉を見たければ、 8月1日の午前5時にアクセスしなければいけないということ。 今年8月1日、普段起きたことのない午前4時50分にもそもそと起き出し、 パソコンの前でスタンバイ。 そして午前5時になるやいなやエンターキーをポン! うん? つながらない・・・。 再度ポン・・・つながらない・・・再度ポン・・・・つながらない なぜ? 受付のパソコンが壊れてる? 30分経っても繋がらず、「しかたない、諦めるかぁ」 半ばやけっぱち気味に最後のポン・・・つながった!! あとでわかったことですが、紅葉の11月は申し込み者殺到で、 非常につながりにくいのだとか。 築地塀で囲まれた仙洞御所正門 ![]() 周辺は京都御苑になっていて、芝生の上で子供達が遊んでいたり、 ↓のように何かのグループがストレッチをやっていたり、の~んびりした雰囲気です。 ![]() ↓参観者の休憩所 中では仙洞御所のビデオが流れていて、 ポストカードや写真集などの記念品も販売しています。 ![]() 休憩所の前の見事な混色の楓 シンボルツリーみたいなもの? ![]() この美しさにみんな歓声をあげていましたが、 これはまだまだ序の口なのでした。 ![]() 三層の屋根が際立つ大宮御所の車寄せ この大宮御所は、慶応3年(1867年)、英照皇太后(孝明天皇の女御)のために 建てられました。 ![]() 午前50人、午後50人、1日の参観者数は100人です。 いざ、しゅっぱ~つ! 関西人特有のユーモアが楽しいガイドさんの説明を聴きながら 約1時間1キロのコースを巡ります。 ![]() そもそも仙洞御所とは、上皇のための御所で、 江戸初期の寛永7年(1630年)、後水尾上皇の御所として造られたものですが、 嘉永7年(1854年)の大火で焼失してしまい、 現在は建物はなく、茶室と雄大な庭園(小堀遠州作)が当時の面影を残しています。 ↓大宮御所御常御殿と南庭 お庭には紅白の梅ノ木 ![]() 両陛下や皇太子上洛折にはこの大宮御所にお泊りに。 よく見ると、窓にはレースのカーテン。 内部はどうも洋風になっているようです。 ちなみに国賓は、数年前に造られた京都迎賓館が宿泊所になるそうで。 ![]() お庭口からいよいよ仙洞御所の庭へ ![]() 目の前に広がる北池の周りが紅葉色に染め上げられていました。 ![]() こちらは左部分 ![]() こちら右部分 ![]() 京都のど真ん中にこんな風景が広がっているとは! なにやら夢の世界のような・・・ ![]() なにを見ても高貴に思え、 こんな根っこでさえ由緒ありそうで。 ![]() 「すごいねぇ、すごいねぇ」の連発です。 ![]() カモたちも、ここが安全で、餌が沢山あることをようく知ってます。 ![]() 沢山撮ってきた仙洞御所の秋は次回も続きます。 見てね。 ▲
by pocchi-8
| 2011-12-05 23:05
| 2011年 京都の紅葉
|
Comments(6)
1 |
ファン申請 |
||